SALT

日記

2021

・3月辺りから盆栽の真似事をやりだし、樹齢数年の松を何本か駄目にした。今は小さい松と紅葉を数本ポットで育てている。

 

・しょっちゅう洗車をするようになった。倉庫にしまわれていたケルヒャーを引っ張り出し、洗剤を泡にして吹き出すアタッチメントも買った。ユーチューブにCar Detealingというジャンルがあり、汚い車を内装・外装問わずピカピカにしていく動画を眺める時間が増えた。

 

・車の事故動画は無限に見ていられるということに気づいた。国内の事故動画は、車のほんの鼻先にコツンとあたっただけなのに大袈裟な解説テロップで自分は憐れな被害者ですと喧伝して回るような退屈なものばかりだけど、アメリカとか中国とかロシアだと、ノーブレーキで正面衝突する映像ばかりで見ていて飽きない。国土の広いとおおらかになるのだろう。狭い日本では事故でさえみみっちい。

 

・曽祖父が建てたらしい倉庫の掃除が何年経っても終わらない。かつては農機具庫だったらしいけど今はゴミかどうか判断しかねるものを一旦保留する場所になっている。外壁は剥げて腐食が目立つ。古い工具が次々と見つかる。兄弟の引っ越し家財は数年放置されている。上から順に新しいものを積んでいくからいつまで経っても最下層に着手できない。いずれ中を全部カラッポにしてリビルドしたい。

 

・仕事がマジでクソって感じの状況になっている。懇意にしてもらっていた先輩は4月の異動でいなくなった。代わりに来たベテランは燃え上がっている現場よりも来年の予算のダブルチェックのほうが大事らしい。出先を書くホワイトボードの俺の欄にだけずっと「現場」とだけ書いてある。いちいち消すのが面倒だからね。

 

2021年見たもの

 

陰謀論のオシゴト

レーガンたそ萌えという気持ちで2周した。字幕と吹き替えで1周ずつした。英語字幕でもう1周する気でいる。表情とジェスチャーがリアルなアニメはすごくいいね。キャラが本当にいるみたいな気持ちになる。でも画風はシンプルなんだよな。サウスパークとかもそうなんだよな。シンプルなのにリアルなんだよな。絵がいいんだよ、絵が。あと動きな。動いてなんぼだろ、やっぱ。

 

・キャッシュトラック

ガイ・リッチー監督の前作、ジェントルメンがあまりにもガイ・リッチーな感じだったのでこんな立て続けにガイ・リッチーで大丈夫なのか?と思っていたら、どうやら原作の映画があってそのリメイクらしく、ガイ・リッチーがいい塩梅に抑えられており、ああそういえばシャーロック・ホームズとかもこれくらいのガイ・リッチーだったし、原作あったり製作がある程度お固い方がちょうどいいガイ・リッチーなんだろうなと思った。暇だし暴力の映画でも見るかという気持ちのときには満点。

 

・ドライブ・マイ・カー

めちゃくちゃ持ち上げられてるからいい映画なんだろうと思って見に行ったけど俺が見たいものではなかった。いい映画であることは伝わってきた。俺には今のところドライブ・マイ・カーを楽しめるだけの能力はない。少なくともカーチェイスのシーンはなかった。

 

・ベターコールソウル

ネットフリックス限定コンテンツとしてほぼ最初の方に公開されてすぐに見て、なんか本編と違って銃もメスもギャングもあんまり出てこなくてつまんねーなと思ってしばらく見てなかったけど、来年最終シーズンだっていうことで通してみたら超おもしろかった。人がドツボにはまっていくのを見て呼吸が浅くなるエンタメってなんなんだ。

 

スーサイド・スクワッド

特に言うことはないけど良かった。

 

・ミッチェル家とマシンの反乱

特に言うことはないけど良かった。

 

・ファーザー

認知症の父とのつらくとも暖かな日々…みたいな内容だと思っていたけど体験型ホラーだった。演出が超クールでキレキレ。

 

・シカゴ7裁判

特に言うことはないけど良かった。

 

・オッドタクシー

良かった。P氏とかMeteorの兄貴とか関わってるしもともと期待してたけど、こんな絵柄でクライムものなのかい、しかもかなり話題になってて本当に良かったねという気持ち。まあおもしろかったもんな。”他人に世界がどう見えてるかなんか全然わからない”というテーマがイースターエッグにも周到に盛り込まれていて、すげえなあと思った。

 

あとなんかデューンとかヴェノムの続編とかアメリカンユートピアとかいろいろ見たような気もするけどあんまり憶えてない。